
今回の爆損=▲-91,500円
- 寄り付きの高値で寄り付くと天井
- ナンピン買いはさらに下落の可能性あり
- 信じすぎるな十字線

今回のやらかし図鑑は、バイオ株「4893ノイルイミューン・バイオテック」で起きた爆損体験です。
チャート分析に自信がついてきた頃、「これは強い!」と確信して寄り付きでエントリー。
しかしそれが高値掴みの始まりとは、このとき夢にも思わなかった…。
勢いよく上昇する時に3分足でエントリーポイントを探していると、どんどん上がるので焦ってポチる。
結果=高値掴み(専売特許みたいでかっこいいね)
チャート監視で見た“希望の陽線”

数日間、ノイルイミューンのチャートを監視していました。
明らかに上昇トレンドに入りつつあり、「タイミングさえ間違えなければ勝てる」と判断。
ところがある日、大陰線をつけて下落。
しかし翌日には5MAを割らずに反発して陽線となったのです。
「これは強い!押し目完了!」と確信。
この日の寄り付きでの急騰を見て、すぐさま300株を成り行きで買いエントリーしました。
取得平均株価は312円(ちなみに最高値317円)
よっしゃ!買えたぞー!と思った矢先
買った途端、みるみる株価が下がり始めて、あっという間にマイナスに!
後からロウソク足を確認すると完璧なまでの高値掴み完了・・・。

(この日の値動き:始値264円、高値317円、終値274円)
ナンピンの沼へ…1500株まで膨れ上がる

しかし現実は甘くなく、エントリー直後から下落の波に飲まれました。
「一時的な調整だろう」「ここが底だろう」──そう考えてはナンピン、またナンピン。
最終的に保有株は1,500株に膨れ上がり、平均取得株価は288円となっていました。
買えば買うほど株価は下がり含み損も膨れ上がる
後から思えばなぜこんな状況で買ったのだろうと自分でも首を傾げて苦笑い!

十字線にすがった2日間

翌日、株価は陰線で250円終値。
まだ希望は捨てられずにホールド。
次の日、かろうじて陽線で234円終値、「やっと反発か?」と期待。
さらにその次は陰線ながら終値236円。「これは戻りの初動だ」と思いたかった。
しかし…。
自分の考えとは裏腹にドツボにハマる嫌な予感が・・・。
終わりのサインと、最後の決断

次の日、あまりにも弱い陰線が出現し終値225円。
チャートを見ると5MAが25MAをデッドクロスしそうな形状に。
「さすがにヤバい」と悟り、冷静さを取り戻し、全株を売却しました。
しかし、あっという間に数日で ▲-91,500円
でも全株売却して正解でした。
次の日からノイルイミューンは大幅下落を開始。
結果的に、141円まで暴落。
もしホールドしていたら、取得平均288円の半分以下になるところでした。
ギリギリの判断で「大爆損からの地獄落ち」は回避できました。
もし売らずにホールドしていたら▲-220,500円
しかも、そこからずっとダラダラと下がっていったので後から心底助かったとさえ思えたのです。
実際下記にあるリンクでペルセウスプロテオミクス株ではダラダラ下落と奮闘中。
振り返って絶望…エントリー全部、下落トレンド中だった件
あとから冷静にチャートを見直すと、
エントリーポイントがすべて下落途中だったという恐ろしい事実。
・5MA反発=強さ、と過信
・寄り付き爆上げ=本物の上昇、と錯覚
・ナンピン=平均を下げる“助け”と信じ込む
…すべてが「希望的観測」による行動でした。
まとめ
- 寄り付きの爆上げに飛びつくと、だいたい天井
- ナンピンは「助け舟」ではなく「沈没船」の追加荷物になることも
- 陽線や十字線は“本当の反発”を示すものとは限らない
この失敗を糧に、次は「希望」でなく「事実」でトレードします。
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この体験が誰かの「同じミスを防ぐヒント」になれば幸いです。
次回の【図鑑NO.8】もお楽しみに!